革のドレスと花器
1990年、弟は革工芸を始めていた。
その関係で、革の素材は提供するので作品を作ってみないかと声をかけられた。
仕事以外で好きなものを作るのは初めてなのでわくわく。
早速、グラフィックデザイナーの勇先輩とパタンナーの野間君に協力を求める。
青磁器をイメージした革のドレスを作る事にした。
テーマはシルクロード。
竜、麒麟、鳳凰などの霊獣の絵を勇先輩にお願いして描いてもらう。
パターンと縫製は天才的な野間君。霊獣の入る位置を重視して型紙を引いてもらった。
霊獣はシルク印刷。
野間君に縫ってもらいながら、同時に唐草模様のステンシルを僕と弟で染めた。
三人で徹夜が続いた。そして完成。
野間君と勇先輩には本当に感謝しています。
卵の花器は、弟の初作品。
ani