TOP > ベルト制作工程
革の裁断
- 植物性タンニンなめしでゆっくり時間をかけて仕上げられた堅牢な5.0~5.5mm厚の革を使用します。 ここまでの厚みがある革は非常に希少価値があり、主にヨーロッパでは馬の鞍などに使用されています。 染色は薄化粧の仕上げをしてありますので、使い込むと革味、感触が更に良くなりツヤが増してきます。 革一枚一枚は個体差があるのでベルトに適した箇所を革刀で直線に裁断していきます。
面取り・磨き
- 裁断した革の縁をエッジャーと呼ぶ道具を使い縁の角をそぎ落とします。 この作業が無くては手触りの良さが出せません。 その後磨き剤を使用し、スリッカーと呼ばれる道具などを使い丁寧にコバ磨きを行います。
型抜き・漉き
- ベルト剣先の型抜き、バックルのピンを通すための美錠抜き、及びベルトサイズの穴あけ(2.5cm間隔)を行います。 バックルが取り付けられる折れ曲がる部分は手作業で漉き、その後漉き機を使い厚みを整えます。
ネーム取付
- 事前に頂いたお客様のお名前を、革ラベルにレーザー彫刻で名入れいたします。 革専用ミシンで丁寧にベルトに縫い付けます。
バックル取付
- バックル取付は、より丈夫さを求めるため菱目と呼ぶ道具で縫目の穴を開けます。 折り返し部分と本体がずれないように耐久性のある太い糸でベルト本体としっかりと手縫いにより取付けます。
ベルト完成
- ベルト制作における一連の工程が終了し完成です。 制作過程の大半を機械を使ったベルトとは異なり 細かな部分まで行き届いたハンドメイドの丁寧な作りです。